うな(。・ε・。)

Android, iOS, AppEngine まわりのめもめも

Internet.org は参加しないと表示されないよ(。・ε・。)

Internet.org は Facebook 社が主導する、途上国向けのインターネットプロバイダーです。 利用者は無料もしくは格安でインターネットを利用する事が出来ます。

途上国向けに低コストでインターネットを提供するため、Internet.org はアクセス出来るサイトを制限しています。正確に言えば、Internet.org 互換であり、かつ Internet.org に参画する Web サイトのみを閲覧することが出来ます。

これらの Web サイトは Internet.org アプリにてリストされます。

国際的に展開する Web サービスは Internet.org に互換し、参画することでよりユーザを増やすことの出来る可能性があります。

ここでは、Internet.org の定める仕様と、参画のための条件をメモりたいと思います。

利用技術の制約

Internet.org ユーザはスマートフォン、フィーチャフォンその他の機器を利用することが出来ます。また、これらの機器は必ずしも最新のものではなく、ブラウザの互換性も低いです。ゆえに、以下の技術は利用出来ません。

また、利用帯域を増大させる以下の要素は利用出来ません。

  • 動画
  • 大きな画像 (一つの画像につき、1 MB 以下に限定されます)

(注: 画像の数、合計量の制約は書いていませんでしたが、何らかの制約があると思います)

つまるところ、i-mode のサイトを作れば OK です。

参画手段

レビューがあります。ガイドラインを良く読みましょう。

Internet.org Participation Guidelines

サブミットは下のリンクから可能です。

Submit your service to be in Internet.org

より詳しくは Facebook Developers の Internet.org のページにて。

Internet.org Platform

細かい注意点

  • Internet.org 対応の Web サイトは、常に Internet.org Proxy を通じて配信されます。キャッシュはされません。
  • ドメインの埋め込みコンテンツ(YouTube など)は Proxy 側で切り捨てられます。
  • JavaScript を用いた Analytics が不可能なので、古き良き <img> タグビーコンで代用する必要があります。
  • とにかくあらゆる JavaScript が動きません。
  • Internet.org からのリクエストは、Via ヘッダーに internet.org の文字列が入っているかどうかをみることで、振り分けが可能です。User Agent は各ユーザのそれぞれの値が入ります。
  • Chrome Device Emulator で疑似テストが可能です。エミュレートするために、次の設定をします。

Facebook 的なベストプラクティス

  • 軽い体験を意識してください。動画を再生したり音楽をストリーミングしたりするサイトは、通信が制限されているケースでは酷い体験になります。
  • App Store などにユーザを誘導するのをやめましょう。「アプリ」の概念が不慣れなユーザが沢山います。
  • ログインや、登録しないと利用する事の出来ないコンテンツを提供しないようにしましょう。(Facebookェ…)